ニコニコ動画新機能候補「ニコニコ銀行」を考える


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はじめに
「ニコニコ銀行」とはニコニコ動画上の二つの通貨であるニコニコポイントとニコニコメダルを利用し、従来の銀行のビジネスモデルを当てはめたシステムです。この記事では、その仕組みについて説明します。

銀行の場合
銀行というのはお金を預けることができる所であり、銀行側は預かったお金を使って色々な業務を行ったりすることができます。色々な業務の過程で手数料を取ることで、預かった分のお金よりも多い額が帰ってくることになるので、それを一部利子という形で還元したりすることもできるわけです。

株式会社の場合
ドワンゴもそうですが株式会社は、株主に株を買ってもらい、それを運用してビジネスを行い、そこから得た利益を株主に分配するという仕組みの元で運営しているわけです。株を売却してしまうのは株主の自由なので、企業は業績を上げることで株主からの信頼を得ることが重要になってくるわけです。つまり、お金が企業の手に集まれば株主が家のタンスの奥にしまっているよりは、お金が有効活用されているということになります。

使ったり貯めたりして得る「メダル」
ニコニコでポイントを消費すると数%分のメダルが貯まって、逆にポイントを一定期間放置(貯金)しておくと同様に数%メダルが貯まる。そしてその「メダル」が一定分貯まると、ポイントと交換できるというシステムです。あるいはメダルをそのまま使用できるようにする代わりに用途に制限を付けるとか、色々やり方はあると思います。

ここでメダルを選んだのは、ニコニコポイント開始時に何故か存在していたメダルゲームの残骸がシステム的にはまだ残っていると思うので有効活用しようということです。そしてこのシステムをニコニコ銀行と呼んで、今後実生活の中でもメダルが貯まるという仕組みが作られれば面白いのではないかと思っています。

ニコニコ銀行の可能性
例えば1000円分のポイントを買って30日間置いておくと、100円分のメダルが手に入り、それを使ってニコニ広告などが楽しめたりするわけです。1000円分のポイントはそのままなので、損はしていません。より多くのメダルを得るために、より多くポイントを買っておくユーザーが現れるのではと考えます。いかに多くポイントを買わせるか、そして使わせるかという意味では、販売が促進される可能性があります。いずれにしても、ニコニコ動画はポイントの用途をもっと増やさないとこれもあまり意味が無い分けですが、ライセンス料が絡むサービスに対しては、メダルは使えないようにしておかないと逆に損すると思いますので、そこら辺は注意です。


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あとがき
この案は前ちょっと書いたことがありますが、最初は「どうやって無料でアニメを観れるようにするか」というのを考えていたんですね。ニコニコポイントを1000円分所持している人だけ無料で観れるとかというのは、プレミアム会員だけ観れるっていうのに近いんですが、つまり株主優待券みたいなものが作れないかということで今回の提案をさせて頂きました。