ニコニコ広場の使い道


はじめに
この記事では、ニコニコ動画の新サービスである「ニコニコ広場」の今後の使い道を考えてみる。ニコニコ広場にアクセスしたらあまりにもひどかったので、応急処置的なものもとりあえず載せておく。

応急処置

  • メッセージサーバーが複数あると思うが一つのサーバーにコメントがされたら全てのサーバーに同じコメントが反映されるようにする。例外は、人がサーバーごとに溢れている時間帯。
  • 動画の最新コメントは、リアルタイムに荒らしが探索できるので、用途はある。広場内のコメントとはタブなどで別々にしておけば邪魔にならない。
  • 現在広場にいる人数を表示する。

広場の方向性
ニコニコ広場は、動画ページの動画プレーヤーからほとんどタイムラグ無く移ることができる。この特性を利用すれば人を容易に集めることができる。まずは黒画面の所に何を表示するか。この部分に動画を流すのも良いが、それではトラフィックの負担が厳しくなってしまう。フラッシュで製作されたユーザーが操作可能なインターフェイスが理想的だと思う。iphoneのホーム画面のようなものがイメージに近い。それをユーザーが操作することにより、色々なメッセージサーバーやページに繋がるようにする。

ここからは、ニコニコ広場にどのような機能やページを追加するか考える。

その1:実況メッセージサーバー
各TVチャンネルごとに実況ルームを用意する。例えばNHKルームでは現在放送中のNHK番組に対してのコメントが集まるという点では2ちゃんねると同じなのだろう。これを、CS放送、ケーブルTV,全ラジオ放送局用の部屋を用意する。部屋の画面自体は真っ黒でいい。さらに、ユーザーが自由に立ち上げることができる部屋として、ピアキャストネットラジオの生配信の実況にも使えるようにする。

その2:ランキングブラウザ
ニコニコ動画のランキングをカテゴリー別にブラウジングできるページ。

その3:ニコニ・コモンズブラウザ
ニコニ・コモンズの素材を画面上で検索してそのままプレビューできるページ。画像、音声、動画が適度なサイズでプレビューできる。音声素材に関しては、mp3形式のみニコニコ広場のBGMとして設定できる(ランダム再生可能)。

その4:動画プレビュー
動画やユーザー生放送をインターフェイス上で検索してプレビューする機能。プレビューはエコノミーモードより低い画質で開始から30秒までが視聴可能(生放送に関しては現在放送中の範囲で30秒)。動画ページでは、色々な動画IDが紹介されてると思うが、それらをページから離れずに瞬時にプレビューできるのは大きいと思う。

その5:ユーザー指定機能
ニコニコ広場に集まっているユーザーの中から一人選んで、プライベートチャットができる機能。その後、他のユーザーをチャットルームに招待可能。


まとめ
色々な機能や用途を用意することで、それらを使うために自然とユーザーが広場に集まる。今の状態ではランキングが電光掲示板のように表示されているだけで、ユーザーがその場で一定時間過ごす状況を作っていない。収益化に関しては以前生放送の収益化について書いた記事があるのでそれを参考にしてほしい。個人的には、生放送とは対極的にかなり悲惨なスタートだったとは思うが、今失望しているユーザーが驚くようなサービスにしていってほしい。