ならばゲームセンターでアニメが観れるようにすれば?

昨日書いた記事がなんやら好評のようでブログ開始早々勢いを与えて頂いて感謝してます。前回の記事より現実的な案があるのでそれについて語ってみたいと思います。
参照リンク:アニメはテレビで流すべきじゃない、映画館で上映すべきだ
nさんの案:マンガ喫茶で観れるようにする

n 『俺も似たようなこと考えた。テレビとネットはどうしてもコピーされるから家庭外での上映するしかない。しかし映画館で今放映されてるだけの数のアニメを全部放映するのは無理だろうし、他にもいろいろ問題がある。そこで映画館より個室鑑賞スペースや漫画喫茶などで配信するのはどうでしょう。コピーは防げるだろうし、コストも映画館より低い。見る時間もユーザーが自由に選べる。仕事帰りに満喫でアニメ2,3本見て帰るという生活はわりと現実的なように思います。』

アイディアの進化
昨日書いた記事に沢山コメントを頂いたのですがnさんの案は自分が考えてなかった範囲のアイディアで、それについて考えていたら、「漫画喫茶よりゲーセンのほうが良くね?」って思ってしまいこの記事を書くことにしました。

アニメを観れる個室
理由とかはさておき、まずどのようなマシンが置かれるべきなのか単純に説明する。用はプリクラのそれより少し大きいぐらいの個室。中にソファーか長時間座ってても疲れない椅子があって、大画面のモニターがある。仕組み的には300円〜500円入れると1話観れるというもの。アーケードゲーム機とちがって、これは単なる個室テレビなのでデータをアップデートすればそのマシンは半永久的に使える。テレビとハードディスクで成り立ってるシンプルな作りだ。外からは、いわゆるトイレのように中に人がいる場合「現在視聴中」とか表示される。思い浮かべてみてほしい。ゲームセンターへ行ったけど遊べるゲームがなかった時(遊びたくないんじゃない...実力が足りないとかそういう理由だ)、残りの小銭をどうしようかなと思ったとき(コイン性やカード性のアーケードも存在する)、このマシンがあれば20分以上娯楽が保障される。ゲームの場合素人なら平均プレイ時間はゲームにもよるが、リプレイなしで5分〜10分だろう。玄人ならその倍以上で、これが初心者に「割が合わない」という意識を埋め込む。娯楽の時間の保証が自分の腕によって左右される現状は、はっきり言って素人にとっては辛いだろう。それに対してこのアニメマシンはそんな客の力量など関係なく、公平に20分のエンターテイメントを保障する。ゲーセンで暇が潰したかったけど、早期にゲームオーバーになって逆に嫌な思いをしてしまうような層にとってこのマシンは、ある意味「逃げ場」、「慰めの場」になりうるかもしれない。

京都アニメーションがこれを始めた場合
言いやすいように「京アニチャンネル」、略して「京チャン」とでも名づけておこう。そのマシンには京都アニメーションの作品しか置かれていない。映画館の仕組み同様、こういうのは各アニメ製作会社が個別で行うべきなので、他の会社に強制するというものではない。中に入って座ってみるとインターフェイスと大画面がある。インターフェイスはプリクラのようなシンプルなもの。コインを入れたらそれで観たいアニメをセレクトできる。ゲームのように選ぶとき制限時間があっても良いかも。DVDのメニューと似たような構造だとイメージしてもらえれば分かりやすいかもしれない。リストに出るのは例えば:らき☆すたフルメタルパニックCLANNAD涼宮ハルヒの憂鬱AIRKANON等々。古い作品もこのマシンなら十分力になるはずだ。1話目だけ安くするのも手かもしれない「観始めたら止まれない」というのがアニメ、漫画、小説の定説だと自分は思う。だから2話目が気になるようにすることで客をその作品に引き込ませることができると思う。アニメだけじゃなくてDVD特典映像だったものとかも100円(1コイン)でアニメ本編より安く観れるというのも良いかもしれない。ゲームセンターは基本的にうるさいのでヘッドホンを使う。その個室を防音にするというのは、色々な意味で緊急事態とかに危険なので却下。もちろん雑音という観点から考えると、この機械の設置場所や内部構造などが視聴時の環境を左右する点でもある。ゲームセンターの奥は案外静かだったり、音がうるさすぎるゲーム機とは遠ざけておくとか、実際開発する段階になってみないとどこまでの防音が必要なのか分からない。だがヘッドホンは盗撮防止にも役立つ。なぜなら映画館なら観てる間、周りが静かなのでビデオカメラで盗撮できるけど、この個室ではヘッドホンを強制されるため録音ができない。ビデオカメラで撮っても音がないのでは話にならないだろう。ビデオカメラにヘッドホンをかぶせて録音しようとする馬鹿が出るかもしれないが、周りのゲーム機の雑音も場合によっては入ってくるし音質などたかが知れてる。よってニコニコ動画には絶対アップされない。

新作アニメをこの機械を通してプロモーション
新しいアニメはテレビ放送じゃなくこういう形態で半永久的に全話観れるようにすればいい。上記に書いたとおりOVAなら違法サイトや海外のBittorentサイトにはDVDを出さない限りアップされない。世界共通で日本のアニメ、ゲーム文化が認められてる場所は自分はゲームセンターだと思う。アニメキャラとゲームキャラの線引きは不可能に等しいので、萌えキャラが海外のアーケードで出てもゲームセンターならば抵抗なく受け入れられるだろう。そこに世界進出の鍵がある。上記の通り、新作はゲームセンターで放映してからDVDリリースまでタイムラグがある。しかもそれは自由に変えられるし、その間は違法アップロードの防止に関しては保障されている。その間に外国語の字幕付きのデータを用意すれば、まずアメリカやイギリスなどの英語圏に。そして中国語が使われている香港、台湾、東南アジアなどでも違法アップされる前にユーザーに届けることができる。ゲームセンターは世界各国どこにでもあるし、しかも例えば中国の場合、確か日本の番組は放送しないポリシーがあるとか無いとかだったはず。ゲームセンター放送ならそれを通り越せる。しかも海賊版DVDを探そうとしても無駄だ。新作の場合、DVDなんてその段階ではそもそも存在しないのだよ、ざまあ(笑)。一方日本ではショッピングセンター内のゲームセンターで、数話アニメを観たあと、興味を持った人たちがそのまま店に行ってDVDを買うという現象が起きる(旧作の場合)。まるでニコニコ市場のようではないか。これはDVDを販売してる店がゲームセンター近くに存在するとかなり効果がある。

ゲームセンターに集まる客層
「ゲームセンターでアニメが観れるようにする」ことのほうが良いと思ったのは、単純に漫画喫茶に比べて人が集まるから。そこに集まる人達は普段はアニメを観てないゲーマーか、ただの暇つぶししてる一般人だったりする。そういう人たちは普段ネットでアニメを観てない(違法とかとは無縁)。勿論アニメを観る層もゲーセンに足を運ぶようになる。ゲーセンでならば金銭感覚がある程度狂うため、映画で500円とかの場合よりも財布の紐が緩くなる。ゲームで言う「リトライ?10、9、8、7」がこのアニメなら「第2話を観ますか?」とか。なんだかんだ言って、今までゲームというのは家庭でも外でもできるものだった。アニメだけ家庭オンリーというのはもったいないのではないだろうか?前回の記事でも色々言われたことだがこういう案を上げると「毎週映画館に行かなきゃいけない」、「毎週ゲームセンターに行かなきゃいけない」と言ってるように聞こえるらしい。それは誤解というか考え方がズレてると思う。例えば「マリア様がみてる」という作品は現在テレビ放送の2クールを終えてOVA化している。現在4シーズン目が製作中である。もしこのゲーセン放送をこの作品に当てはめたらどうなるかというと、「ゲームセンターでマリア様がみてるの3シーズン全部が観られるのと4シーズン目が順次追加されていくということになる。元々DVDを買わないと観れないものがゲームセンターで観れるようになるという捉え方をしてほしい。OVAの場合、客がDVD発売一週間後に買っても一ヶ月後に買っても、観てる側にとっては「最新動画」なのは変わらない。一ヶ月や半年後に買ったら「古い作品を買った」という考え方になるのはおかしい。まだ観てないのならその人にとっては「最新」なのだ。そういう考えで通すと「OVAを観る」わけだから、「毎週ゲーセンに行かなきゃいけない」とは少し違う。

参考リンク:




年齢制限について
手っ取り早く言うと、「スクールデイズの最終話とかどうするの」という話。上記に挙げたフルメタルパニックは3シーズン目のTSRとかはグロイ部分も多々あるし、色々年齢制限されてる作品だ。それを中学生とかが来てもおかしくないゲームセンターに置くのはどうだろうということ。これに関しては、「年齢制限カード」というカウンターで年齢を証明した人だけが借りれるカードを用意して、それをインターフェイスに差し込めばTSRとかが観られる仕組みにすればいいと思う。勿論大人を使ってそのカードをゲットしようとする中学生がいると思うので、担保式にする。500円〜1000円、それか身分証明書を担保に預けなければいけない。それと、そのカードはその店でしか使えない。日にちが変わるとそのカードは無効化するようにセットする。それはカードを廃棄しなければいけないというのではなくて、運営側がカードデータをリセットすればいいだけの話。それと、このマシンはドアの一部が透明か半透明になってるので、外から何の作品を観てるのかが分かる。係員がたまにチェックするとかすれば良い。そもそも大人に担保をしてまでそのカードを要求できる時点でその成人はいわゆる保護者に該当すると思う。映画でも未成年とかが保護者と同席してれば観れる作品があるし、保護者の付き添いがあるのなら、そこら辺は容認しても良いのではないかとも思う。

アニメ製作会社への分配額
前回の記事のように500円とか書くと、そこをどうのこうの指摘されるのだが、あえて一例として自分が妥当だと思うこのサービスの使用料金とアニメ製作会社への分配額を考察してみたいと思う。まず、ゲームセンターでは金銭感覚が鈍るということだ。それは自分の実力でそのゲーム機を楽しめる時間が左右されてしまうからだ。だからある人が200円で30分遊べたのを観て自分も試してみたら5分で終わってしまうとか。「割りに合う」と思っていたのが実はそうではなかったとかはよくあること。ゲーセンは憶測でゲームプレイの価値が判断される場所であると思う。そういう世界の中に、ポツリと20分間エンターテイメントを保障してくれる機械があったら、それはある意味オアシスになりうるのではないか。基本的にアーケードゲーム機というのは数十万単位で売られているものだと自分は認知している。だがそれでは観た話数の単位で分配することは不可能だ。しかし過程としてはアニメを入荷するという行為が存在する。いわゆるアップデートというやつだ。それがマニュアルで実際に人が来てデータを補充するのか、オンラインで自動的にするのか分からないが。設備の問題を考えると前者のほうが現実的だと思う。オンラインがサポートできているゲーセンだけに制限するとなると、対応性に無理がある。そして、その新しいデータを補充する度、データ管理側とゲームセンター運営側でやり取りが行える点を考えると、視聴された話数に応じて製作側に分配するということは十分可能なのではないか。そこで他のゲームプレイ料金と比べてみると、自分的には300円辺りが妥当なのではないかと思う。大体千円で一時間程度過ごせる計算だ。分配率は現実的に考えると、店に200円、製作側に100円といったところか。
この割合で1300万という一話あたりの製作に必要な金額の元を取るには、一話あたり:

  • 1300万円/100円=13万回再生されればいいわけだ。ニコニコ動画では稀じゃない数字だ。
  • 1000軒のゲーセンで一軒あたり半年間に130回再生されればいいという計算になる。(資金の回収が6ヶ月以内に必要ならば)
  • 半年間に130回ということはつまり一日あたり0.7回再生されれば元が取れるということだ。

(注意:1話あたりの話です)

広告は今までどおり
前回の記事に書いたとおり、アニメ本編のDVDを宣伝する深夜アニメが増えた。ゲーム機という形態をとるとCMを流すとしたら、いわゆるデモプレイ動画とかそういう位置づけになるだろう。ユーザーはその個室に入ってから、使われてない限り流れ続けるCMをいくつか観てからどのアニメを観るか選ぶ。それはDVDのCMでも構わない。「ここで観れますよ」と提示しておけば。合間に原作を出版元の雑誌の広告とか混ぜるのも手だろう。だがさっきも言ったとおり、ヘッドホンを付けて鑑賞するのが必須のため、外にいる人にはその広告が見えない。ということでもう一つの案として、個室の外側から見える所に別の宣伝用のスクリーンがあるといいと思う。これは音を発する。個室の外側にスクリーンがあるのではなく、数メートル距離を置いたあたりに設置するほうがいい。完全防音ではないため中の人にその音声が聞こえて邪魔になる可能性もあるし、複数個室があるなら宣伝用のスクリーンは一つで十分だろう(どうせなら大画面で)あと、さっき例に出した京アニチャンネルの場合、例えば涼宮ハルヒの憂鬱だったら「God Knows」が使われる回を観終わったあと、そのCDのCMが流れるとニコニコ市場に近い感じでいいと思う。

まとめ
ゲームセンターは世界各国で定着している。そこを拠点にアニメ業界が入っていけば、世界進出も夢じゃない。ゲームセンターで「このゲーム遊んでみようかな」という感覚でアニメが観てもらえる世の中になるのなら、産業規模が拡大するのは間違いない。客にとっても、DVDを3時のおやつの値段で観れるようなものなので、歓迎されるだろう。ネットで無料が当たり前になってる中、有料を始めても意味が無い。やるとしたら有料が当たり前になってる土俵でやるべきだ。この方法で十分稼いだあとなら、DVDリリースの後、ニコニコ動画に流れても損害は少ないだろう。色々意見があるが、個人的には、やるとしたらしっかりした土台を作ってやるべきだと思う。それはデータ管理や品質の面でも、ちゃんとしたものを作るほうが良い。「アニメコンテンツをゲームセンターで視聴できるマシンを角川とSEGAが共同開発」などのニュースの見出しがあってもおかしくないだろう。開発するとしたらそれはアニメ製作資金とは別の話になるので会社が先行投資をするのが前提になる。一度作ってしまえば他のゲーム機と違い作品ごとに作り直す必要がない。もし普及すれば、始めはゲームセンターに居候する形だったのが、ニーズが増えて、街中のいたるところに設置される。マシンを置く場所は試行錯誤して決めれば良いと思う。個人的にニーズが多くなれば、将来性も見えるし、投資してくれる企業も出てくる。考えうる設置場所は、ゲームセンター、マンガ喫茶、ネットカフェ、大手書店内、デパート、駅、アニメ専門店、コンビニ、ボーリング場、TSUTAYAメイドカフェ等々...いつでもどこでも好きなだけ好きな作品が観れるようになるのが最終的な構想だが、最初の一歩を踏み出すならゲームセンターのほうが良いと自分は考える。

感想
まずnさんに感謝したい。この人の案がなかったら昨日の案にしがみつくしかなかった。インターネットとは素晴らしいものだ。自分がある意見を述べるとそれに反応して指摘を受ける。それを他の人の考え方も取り込んだ上で何か解決策がないかと考えてみると、他のアイディアが生まれる。もちろんこの場合はnさんの意見に改良を加えたものだが。昨日は自分はあの「映画館でアニメを放映する」案に自信を持っていたのに一夜にしてそれを上回る方法が現れたので、昨日の案は「もう古い考えだ」と捉えてる。あの案はおもしろいが、そもそも映画館を借りる資金というのがのがネックになるのではということだった。また明日には新しいアイディアが生まれてくるかもしれない。でもちょっと休憩したいwww

関連リンク:

  1. ニコニコ動画のアニメ問題を解決する1つの方法:「DVDの特典映像をアップする人がいるくらいなんだから、ニコニコ動画アニメチャンネルの映像を無料会員向けにアップする人もいるんじゃない?」と言ってる同意見の方です。
  2. アニメ製作者に必要なのは説教ではなくてお金じゃないの?:「年間 50 本くらいとして、一本あたり 4000 万円です」1本じゃなくて、一話あたり1000万〜1300万なんです。
  3. ニコニ考 - 給料より安い制作費:個人的にTV放送は上記の映画館放映式にした場合でも、間を空ければ成り立つと思います。ただ初出の時にコピーしたい放題の状態になると、ビジネスとして成り立たないと思ってます。実質映画というものは映画放映>DVD化>TV放送の順でしょう?順番入れ替えたら成り立ちませんよね。TV放送の段階にきて、やっとニコニコ動画でそういう配信をするべきだと思います。
  4. ニコニコ動画を「ビジネス」として成立させるなら:世界規模っていうのはいいのですが、海外の人はBittorentでどうせ高画質のものを観てますよ。
  5. ニコニコ動画に関する雑記。:そうですね〜。ニコニコ動画の存在を知ってるうえでDVDを買ってる人はすごいと思います。
  6. ニコニコから消されるアニメのDVDは買うべきじゃない:買うのをガマンするという奇妙な現象が起きる...のですが。製作側は苦しいままですよ?
  7. ニコニコ動画の可能性:ふむふむ。確かに自分もニコニコ動画を観始める前はアニメ観てなかった層だ...
  8. ニコニコ動画は「権利者削除」だけではなく「権利者課金」を提供したらどうだろう:これはある意味良いと思う。でも根本的にはそのお金の負担がニコニコの勢いを殺すことになるような気もする。
  9. 構造改革なのか、単にニコニコという遊び場を守りたいのか、どっち?:両方だと思う。アニメの構造改革は必要だと思うしニコニコ動画が存続するためには皆が納得できる仕組みを作らなければいけない。
  10. 痛いニュース(ノ∀`):アニメ製作者が、アニメの違法アップロード&ニワンゴに問題提起:DVDが売れなくなった一因に時代の流れっていうのもあるんです。
  11. アニメを映画館で流すのはまず不可能にょろ!:確かにご指摘どおり、映画館というのは製作側にとってもユーザー側にとってもハードルが高いと思います。だからハードルを低くしながら考えた結果がこの記事です。



ニコニコ動画じゃ駄目な理由
個人的な意見なのでここはあえてコメントしてほしくないが、他の人の記事を読んでると、ニコニコ動画で新しいモデルを作りたいみたいなのだがニコニコ動画アニメ製作会社からそもそも信頼されていないのだ。むしろ敵視されてる。だからどれだけ筋が通った案を考えても、実現性は極めて小さい。それは理屈以前の問題だ。権利側は「組んだら負けかな」と思っているはず。

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地方への配慮

hozumi83 『地方民なんですが…
住んでいる市にはゲーセンが一つもありません、漫喫は一軒だけしかも郊外
移動手段が車位しかなく、駅はかすりもせず、バスは一時間に一本未満
…田舎を舐めなさんな、地方のオタクは完全に切り捨てるつもりですか
確かにDVD買うまでいくコアなファンは少ないかもしれませんが
現状でさえU局放映主体でリアル視聴者が少なくなってるのに、この案だと更に少なくなると思います
しかし、まぁ資本主義的な考え方ですねぇ
後、子供向けアニメに関しては無視ですか…』

昨日の記事を読んでいただければ分かると思うのですが、映画館ではハードルが高過ぎるので、地方への配慮として、ゲームセンターでも...以下略。という考え方だったんです。そうですか...でもOVAの作品はそもそもテレビで放送しませんよ?僕の案はアニメをOVAという方式で出すというのが前提なので。OVAがDVDで出た場合、地方の人は購入できないのですか?AMAZONって使えないんですか?あと、ドラえもんとかNHKの子供向けアニメは深夜アニメとは別物で、成り立ってるので別にTV放送のままでいいと思います。配慮でもなんでもないのですが、もしゲーセン放送が実現したら、アニメ製作会社はDVD販売で元を取るのをやめます。そうなるとDVDの値段は...

遠隔購入

kokogd 『なんとなしに、旅館のTVを思い出した。お金を入れてみるあれ。
あの技術の応用を家庭にもってこれれば、ゲームセンター(アニメセンター?)に足を運ぶ必要もなくなる。お金はプリペイドカード方式、もしくはクレジットカード。地方でも見れる。
子供向けアニメは無料設定にしておけばいい。
カードに機能がつけられるなら、アニメ視聴記録をつけておき、
全話見た人にだけキーワードをカードに仕込む。カードからキーワードを読み出す機械(もしくはPC)でキーワードが書かれた紙などを印刷。
お店に持っていって割安DVDを購入、なんてできたらいいなぁ。』

旅館の有料TV、僕も見たことあります。確か病院にもあったあような。ネットが普及しだした頃に、PCにそういうオンライン売買に使うカードリーダーのようなものがデフォルトで付くようにしていたら、ネット文化は違う進化の仕方をしたのではないかと思います。今ではWebMoneyというのが普及しだしてますが、kokogdさんが言ってる事は、オンラインのストリーミングでですが、WebMoneyで実現してる思いますよ、すでにどっかの映画をオンラインで視聴できるサイトとかで。

品質対予算

n 『どうも。自分のちょっとした思いつきがこんなに大きく膨らんでいることに感動しています。
 値段設定に関しては俺も似たようなことを考えてました。漫喫の代金が1時間400円として、アニメ一本の30分間で漫喫に200円。アニメ一本の代金はは200円にする。そうしてアニメ一本400円で見れるならば、割とリーズナブルなのではないかと。
 ゲーセンにアニメ専用マシンを設置するということですが、コストを考えると、漫喫またはそれに類する施設という点も捨てがたいと思います。なぜかというとそういった店には既にパソコンが設置してあり、そのままアニメ視聴に使えるからです。店内または店外の本部サーバーにアニメを保存して、視聴時だけダウンロードするという仕組みにすれば、新しいハードウェアの追加の必要はなく、ソフトを開発するだけで済みます。さらにもし「漫喫アニメ」が失敗してもパソコンは他の目的に使いまわせるわけで、大量のマシンが余ってしまうということはなく、損失はソフトの開発費等に抑えられます。
 パソコンでは専用の個室よりも画質は低くなってしまいますが、ニコ動で満足してる人がそんなことを気にするとは思えません。また現在のアニメの作画水準を考えるとあまり画質の良い設備で視聴すると醜くて視聴に耐えられないということも起き得ます。そうして作画水準の低いアニメが存在しずらくなっていき、京アニGONZO作品のような高い作画水準を維持できる作品だけが残るのはあまり望ましくはないと思います。
 最近のゲームはあまりハードウェアの質が高くなり、それに答えたクオリティを要求される結果、表面的な装飾が目立つゲームばかりになり、本来のゲームの面白さが忘れ去られてしまったように思います。アニメに似たような末路をたどって欲しくはありません。
 ただしアニメ専用マシンのメリットとしては、受け手の視聴環境が統一されるというのがあると思います。これまでは制作者は色使いや絵の細かさを視聴者のテレビ等の条件を考えてどんな環境でもそれなりに見れるものを作るように気を使っていたでしょう。視聴者としても自分の見てる色彩等は本当に制作者の意図したものなのかといった不安がありました。しかし視聴環境が統一されれば、制作者の意図したとおりの映像が見れることになり、これらの問題は解決します。よりオリジナルに近いものに触れられるという点で、これは非常に魅力的です。
 以上、長文失礼しました。』

すごく重要な意見をありがとうございました。個人的にマンガ喫茶の案は否定はできないのですが、まずユーザーが「マンガ喫茶に行ってる人」に限られてしまうという点で新しい客層を獲得するという事に関してはちょっと無理があるかなと思いました。そもそもマンガ喫茶のPCを使うとなると、アニメ製作会社マンガ喫茶にお金を払わなくてはいけません。ゲームセンターだったら、ゲーセン側がその「機械」を買うのに。マンガ喫茶のPCで観れるようになると、色々危険だと思います。まず、パソコンならばイヤホンやヘッドホンを挿す穴に小型PCやMDレコーダーなどを使えば録音できるということです。あとはビデオカメラを安定させれば、ある程度の盗撮はできます。また、お店がグルになる恐れもあります。管理方法がハッキリしない設備ではビデオ再生数の捏造は勿論、データを闇市場に流出させてしまう危険性があります。PCにデータを保存できるようにする時点で多かれ少なかれ、アニメ製作会社はリスクを負います。信頼できる大手のマンガ喫茶だけでやればいいと言ってしまうと、映画館以上にユーザーにとってハードルが高くなるのではないでしょうか?全国にどれだけそういうマンガ喫茶が存在するか。それこそ利便性が欠けると思います。個人的に、やるとしたらしっかりした土台を作ってやるべきだと思います。それはデータ管理や品質の面でも、ちゃんとしたものを作るほうが良いと思います。「アニメコンテンツをゲームセンターで視聴できるマシンを角川とSEGAが共同開発」などのニュースの見出しがあってもおかしくないじゃないですか。アニメマシンは構造自体シンプルで、開発労力はどっかのシューティングゲームと比べると少ない。それと、開発するとしたらそれはアニメ製作資金から出して製作するのではなく、会社が先行投資として別にお金をかけるということです。一度作ってしまえば他のゲーム機と違い作品ごとに作り直す必要がありません。もし普及すれば、始めはゲームセンターに居候する形だったのが、ニーズが増えて、街中のいたるところに設置されたり、秋葉原とらのあなの店の中に設置されたり、ゲームセンターならぬアニメセンターが生まれたり、勿論マンガ喫茶にも設置されたり、いつでもどこでも好きなだけ好きな作品が観れるようになるのが最終的な構想ですが、最初の一歩を踏み出すならゲームセンターのほうが良いと思います。

時間や場所を制限される娯楽は廃れる

うーん 『結局のところ「時間や場所を制限される娯楽は廃れる」
(例:映画館→テレビ→ビデオ録画→HDレコーダ)
(例:ゲーセン→家庭用ゲーム機→ポータブルゲーム機)
の1点から無理だと思います。
今のアニメは見ないと死ぬものでもないので、
見にくくなればほんとにコアなファンを除いて
見なくなるだけでは。
今の地方のオタクだって、アニメの放送がないことに文句たれつつも、
見なくても死なないのですから。
そう言う見ない人が増える→口コミや話題性も落ちる→
需要が減る→DVDも売れない→冬の時代到来ってのが
恐らく行きつく終点でしょう。』(2007/10/30 23:15)

アニメは動画なので前者の例に当てはまりますね、もうすでに廃れてます。しかし例えばゲーム業界でも「ちょっと遊んでみたい」層と「念入りに遊びたい」層はいて、家庭用ゲームは後者の層を考えて誕生した。だからといってゲーセンが後退したとは言えないような。「ちょっと遊んでみたい」という層は必ずいるし、実際それで成り立ってる。アニメ業界は「念入りに観たい」層のためにDVDを、「ちょっと観たい」層に無料でコンテンツを提供している。しかも「ちょっと観たい」層には配慮が少ないというか、「1話目逃したら誰も見ない」っていう点でいうと。

それに対して

  • ゲームセンターで放送される→嫌でも目に入る→ゲームセンターへ来た人が観る→ハマる→新しい客層を獲得→同時に資金回収にも成功→黒字→DVDで元を取ろうとするのをやめる→DVDが安くなる→今までDVDを買うのを拒んでいた層が買い始める→アニメ産業活性化ってのが恐らく行きつく終点でしょう。

考えすぎるのがちょうどいい

n 『どうも。まず僕の意見は別に漫喫に限るということではなくて、パソコンのある店ならどこでも良いということです。その点専用マシンもどこにでも設置できるわけですから、ゲーセンか漫喫かという問題と、専用マシンか既存のパソコンを使うかという問題は切り離して考えるべきです。専用マシンを漫喫にも置けるし、パソコンをゲーセンにもおけるわけですから。
 客層の問題はゲーセンにもあると思います。ゲーセンにはダークなイメージが付きまとってはいないでしょうか。かく言う俺も10年ぐらい自らゲーセンに足を運ぶことがありません。そういう人がいることも考慮するべきです。
 しかしこの問題は設置場所をゲーセン以外に広げることで解決しするでしょう。そのためにはアニメ視聴環境は出来る限りコストが低く、設置への敷居が低い必要があります。そこで俺は既存のパソコンを使ってしまえばいいと思いました。しかし低コストならば専用マシンという手もあると思います。設置のしやすさ(コスト、大きさなど)と、マシンの質(コピー防止策や内部の快適さ、画質など)の間のトレードオフを考えるべきでしょう。
 次に漫喫のパソコンではコピー防止に十分な対策が取れないという点ですが、それは考えすぎだと思います。想定されている状況では現状と比べれば遥かにリスクが高いし、例えコピーされても質が低かったり、例え質が高くてもそのコピー品の違法性は現状より遥かに強く感じられるだろうからです。現状のコピーの氾濫はあまりにコピーが安易に考えられていることに一因があると思います。明らかに違法性の強いものには人はそれほど手をだしません。映画のコピーもそれほど問題になっていないませんよね。
 コピーは存在してもその数が少なく、アングラで行われてるだけなら全体には大きな影響を与えません。どうしたって違法コピーをしたがる連中は存在します。必要なのは違法な行為を行っている不埒な人間を完全に撲滅することではなく、彼らの影響を全体への有意な影響を与えないほどに抑えることです。だから多少のコピーされるリスクのある方法でも全体に意味のある影響を与えない程度であれば問題ないと思います。
 あとはやっぱり最近の大半のアニメは金を払って高画質で見るにはふさわしくないっていうことですね。そういうアニメが大好きなんで(^^』

コメントどうもです。自分は「考えすぎ」とよく言われます。でも持論ですが「人生考えすぎるくらいがちょうどいい」って思ってます。少なくとも、考えが足りないという状態にはならないので。個人的に、ニコニコ動画とかで無料でアニメが観れる、観れた、観れるはずだったのに、マンガ喫茶のPCで観ると空しくなると思います。なんか時代に流された感があって、それは家庭用ゲームで同じソフトを持ってるのにゲーセンで同じのを遊ぶような感覚。例えばモニターとか、「これ、俺んちのモニターのほうが良くね?」とか、そういうところにツッコミたくなったり。だから僕は専用マシンなら、観る過程というか、環境というか、方式などを一新して、ユーザーに「時代は変わったんだよ」っていうことを納得してもらえればなと思いました。PCのままだとなんかミジメで。試しに秋葉原とらのあな店内に一台置いてみたり、マシンを置く場所は試行錯誤して決めれば良いと思います。個人的にニーズが多くなれば、将来性も見えるし、投資してくれる企業も出てくると思います。考えうる設置場所は、ゲームセンター、マンガ喫茶、ネットカフェ、大手書店内、デパート、駅、アニメ専門店、コンビニ、ボーリング場、TSUTAYAメイドカフェ等々...ですかね。

カラオケボックスで配信

通りすがりですが 『元ゲーム業界関係者ですが、カラオケBOXで配信すればいいんじゃないですかね。
ゲーセンに置くには初期投資と運用の費用が大きすぎる気がします。
『店に200円、製作側に100円』はいいのですが、制作側というのはアニメ会社でしょうか?それともその機械を開発した会社?
機械の設置費は無しで、純粋にソフトの値段で運営できるのでしょうか?

あと、放送法とか関連する法律的には問題は無いのでしょうか?

ちょっと気になった点を書き散らすだけになってすみません。』

おお、これは結構核心をつく指摘ですね。ありがとうございます。まず、カラオケボックスで配信というのは僕も考えましたが、カラオケボックスの施設を使うと、「カラオケボックス」という場の趣旨が壊れ始めるというか、秋葉原系のそれだったら良いと思うんですが、普通の所は「アニメ」と聞いただけで拒否してくると思います。なので、初めから全国規模でやろうとしてもカラオケボックスでは出来ないのではないかと。製作費とかそういうのは、まず、角川がBittorentと契約して5億円投資した事をみると、無理じゃないと思います。アーケードのゲーム会社が、ゲーム機を作る会社と契約するのと同じ要領でできると思います。「製作側」というのはアニメ製作会社のことです。アーケードゲーム機は、ゲーム製作側は、ゲーム機の売買からお金を取ることはできないと思いますし、機械を開発する会社は、中間企業じゃないので、ゲームのライセンス料を取るというのは基本的にできないと思います。仮にSEGAが角川の注文を受けてアニメマシンを開発したとしましょう。開発費は確かに角川に請求できます。でもSEGAはゲームセンターにそのマシンを売るんです。数十万円で。その時、アニメ製作側(角川+京アニ)はお金をもらえません。アニメ製作側はライセンス料として一話再生ごとに100円入るという形で、ゲームセンターに請求します。その100円を角川と京アニで分配する方法もありますが、ゲーセン放送だと、CMも流せるので、そこら辺考えた上での分配率だと思います。つまり設置費は機械製造側、ライセンス費は製作側が取る、という方式です。放送法については調べてみる必要があるのですが、アニメが観れるゲーム機という位置づけで進めていけば問題はないと思います。

パチンコでアニメを観る

ScarecrowBone 『パチンコ台やスロットの液晶画面やシートがでかくなって、出玉やコインを消費してそこでアニメが見れるのどうっすかねー。
イデアとかじゃなくて完全に妄想ですけど。すいませんふざけてて。

例えば「パチンコエヴァンゲリオン3」で見れるアニメはエヴァ3だけなんだけど、パッキーカードかなんかに個人の記録が残るようになってて、その中の出玉データを消費してアニメを見進める。
で、アニメをある程度見進めるとフラグが立って新しいリーチ目が出現。ストーリーとシンクロさせる。
ちゃんとパチンコとしてもそこそこ面白く作ってあって、パチンコの客をアニオタに仕立てかつアニオタをパチンコの客に仕立てる。
で、交換景品にエヴァ3のグッズとDVD。客が全員ヘッドフォン着用なので店内静か。
最終的に「庵野監督のアニメが見れるのは○○社のパチンコだけ!」とか』(2007/11/01 14:04)

コメントありがとうございます。自分はあまりパチンコのことは詳しくないのですが、要するにアニメを観ることにゲーム性を絡めるということですね。「パチンコエヴァンゲリオン3」ってエヴァの本編が観れるんですか?それはかなりヒントになるような気がします。